季節の変わり目、昼間はお花見や散歩が気持ちいいくらい暖かいのに、夕方になると急に冷えて「早くお風呂で温まりたい…」なんて感じたこと、ありませんか?
朝晩の気温差の大きいこの時期は、体調を崩しやすく、知らず知らずのうちに疲れや冷えがたまりやすくなっています。
肩こり・むくみ・冷え…その「ちょっとした不調」を見過ごしていませんか?
手足が冷えてなかなか眠れなかったり、朝起きた時に体が重かったり。
デスクワークで肩や首がガチガチ、立ち仕事で夕方になると足がパンパン…。
こういった「なんとなくの不調」を、つい我慢してしまいがちですが、実は体が出している小さなSOSかもしれません。
特にこの時期は、寒暖差や気圧の変化が激しく、自律神経も乱れがち。そうなると、冷え・むくみ・肩こりなどが起きやすくなってしまいます。
忙しい人ほど見直したい「湯船に浸かる」習慣
忙しい毎日、ついついシャワーで済ませてしまう方も多いと思います。でも、湯船にじっくり浸かることで得られる温熱効果は、やっぱり特別です。
体の芯からじんわり温まり、こわばった筋肉も緩んで血行もスムーズに。 気づけば、肩も腰もふわっと軽く感じるような感覚に。一日の終わりに湯船でほっとひと息つく時間は、心と体をリセットするためにも欠かせないものだと、最近改めて感じています。
季節の変わり目にこそ「薬湯」で整える
やさしい体調管理
体調を崩しやすい季節におすすめしたいのが、薬湯です。
漢方に50年以上携わってきた薬剤師が厳選した、11種類の天然生薬を使用した入浴剤で、湯船に入れると生薬がじんわりとお湯に溶け出し、薬効が全身に広がります。
たとえば「トウキ」や「センキュウ」は、血行を促進して冷えをやわらげることで知られ、女性の体調管理にもよく使われています。
さらに「ボウフウ」や「カンゾウ」は、むくみや疲労の軽減にも心強い存在です。
毎日は難しくても、週に何回かでも薬湯を使って湯船に浸かるだけで、冷えやむくみがやわらぎ、夜もぐっすり眠れるようになったという声も多く寄せられています。
「がんばりすぎない」ケアを日常に
私たちはつい、自分のことは後回しにしてしまいがちですね。 でも、ちょっとした冷えや不調をそのままにせず、湯船に浸かって体を温めることは、自分をいたわる第一歩です。
完璧なケアじゃなくてもいいんです。 「今日はちょっと疲れたな」そう感じた日にこそ、薬湯を使って心と体をそっと整えてみてください。
入浴効果を高める3つのポイント
- お風呂の温度38〜40℃ お湯の温度が熱すぎると、入浴後に身体が冷えやすくなります。
- 入浴時間は10〜15分を目安に 長時間の入浴は脱水症状を起こす可能性があり、お肌が乾燥する原因にもなります。
- なんとなくしんどい時には温冷浴 お湯と水に交互に入る入浴法です。自律神経のバランスが調整され、血流も促進されることでスッキリできます。
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薬湯(くすりゆ)
まるで湯治のような心地よさ。
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